サイト一新

保土ヶ谷教会の公式ページの方もとりあえず軌道に乗ってきたようなので、 このサイトは少し違った道を目指すことにしました。

カトリック教会のもっとも充実しているポータルサイトの 9.amを見ても分かるように、新しい教会サイトは毎月のように誕生しています。
が、訪問しにいくととてもがっかりさせられることが多いのです。
それは、内容そのものではなく、「広告の多さ」です。

無料のWEBスペースをいろいろと組み合わせて、少ない予算(0円?)で工夫していることは ひしひしと感じさせられるのですが、なぜ、「無料 即ち 広告付」なのでしょう。

上掲の9.amでも無料で、100MBものホームページスペースを提供していますし、 200円/月の費用があるなら、広告なしの50MBのスペースを提供しているプロバイダも あるというのに。

このサイトは、当面、「テクニカルなポータルサイト」を目指そうと思います。

これからの予定

で、具体的に、どんな内容になるかというと、

  1. 一つは、教会内のネットワークに関すること。
  2. もう一つは、教会間のネットワークに関すること。
  3. 残りは、独立に運営する場合のこと。

あたりのこと。
3番目のことは、教会のサーバー設置に至るまでのメモ に書かれていることと、大幅に重なっている部分。
ある意味では、巷にいろいろある「linuxで家庭サーバーを立てよう」みたいな本に 書かれていることとも重なる内容が多いので、もう、敢えてここで書かなくてもよいか という気分ではある。

1番目のことは、技術的なこともあるが、むしろ、信徒の意識改革が主なテーマに なってくると思う。

2番目は、将来的には、一番重要なテーマだと思う。
細かくわけると、

「こんなことをして欲しい」というリクエストがあれば、メール (request@hamaint.co.jp)をください。
でも、たぶん、積極的な意味で採用される可能性はあまりないと思う。

というのは、一般ユーザーというのは、コンピュータで何ができるのか をほとんど理解していないから。
90%は、今、目の前で実現されていることを、ほんの少しだけ改善して欲しい、 という意見になるのは目に見えている から、たぶん、無視されると思う。
(て、いうか、80%は、改善でもなんでもなくて、「そんなの、あそこからコピー してくれば終わりじゃん!」的なものだと思う)

現状を振り返ると

これだけ、ホームページを持つ教会が増えてきたことの理由を考えると

  1. 第一には、インターネットがそれだけ民衆化されてきて、 「自分のホームページ」を作成しているユーザーの数が 相当に増えていることがあげられる。
    自分のホームページの延長として、同じ手法、同じコンセプトで 教会サイトが作成される。  
  2. 第2には、(これはカトリック教会に限られることだが) ヨハネパウロ2世の2002年の世界広報の日のメッセージがある。 どちらかといえば、「贅沢」「趣味の世界」と捉えられがちだった インターネットが、教皇のお墨付きという大義名分を得たことの 影響は大きい。

1.に関していえば、底辺層の充実という意味ではとても良い結果を もたらしているわけだが、反面、「インターネット=ホームページ」といった 固定観念のために、インターネットの本来のパワーを過小評価する 結果になっている。
また、ホームページを作ることそれ自体が目的化されてしまって、 「ホームページができた。お疲れさん」で完結してしまっている。

例えば、保土ヶ谷教会と密接な関係にあるエスコラピアス修道女会にしても、 2003年5月にはインターネットに接続して、メールも届くようになっているわけだが、 ホームページがあるわけでもなく、メールアドレスを知っている人の数も 内輪の極少数に限られている。
全国規模で数え上げれば、こういった隠れインターネッテイアンの数は 相当な数になるのだろう。
(教会のサーバーがもう少し早く立ち上がっていれば、修道女会のメールアドレスくらい 教会から配れたのに...)

ターゲットは

日本のカトリック信者数の人口比率などを勘案すると、 このサイトが直接のターゲットとする層は、 日本全国合計しても、せいぜい500人くらいだと見積もっています。