「インターネット = ネットワーク の ネットワーク 」と位置付けたからには、 インターネットを構成するそれぞれの「ネットワーク」が空虚なものであったなら インターネットそのものが、中身のないものになってしまう。
が、現状では、「小教区内ネットワークの実体」は、無きに等しい。
そもそも、小教区におけるネットワークなんて必要なんだろうか? 小教区に
それだけの求心力は残っているのだろうか?
いや、僕が求めているだけなのかもしれないけどさ。
どこに何を配置するべきかは、いろんな要素が絡んでくる。
今日最適だった配置が、明日にはそうでなくなっているかもしれない
勿論、内輪にしか見せたくない/見せられない情報というのはいろいろある (たとえば、メールアドレスとか、電話番号とか)ので、それなりの アクセス制御は必要。
どのくらいの粒の粗さでアクセスを制御するかというのは、
管理コストにそのままはねかえってくる。
(アクセス制御を何もしないのが一番管理コストは安い)
たとえば、教会内に設置したPCからだけしかアクセスできない
というのも、一つのアクセス制御にはなる。
現在でも、掲示板には実名や電話番号が記載されているのに
WEBの方には記載が省略されている類の情報はかなりある。
それと同程度のアクセス制御効果はある。
もちろん、不特定多数の人間が出入り可能な場所に設置されているので この手法は、「不特定多数に知られるのは困る」けれど、「不特定少数に知られる のは困らない」情報に限られる。
この分野の機器の変化のスピードはめまぐるしく、あっというまに
陳腐化がやってくる。
インターネットサーバーなどはある程度古い機械でも性能的には
十分なので事務機としては遅すぎる機械でも間に合うのだが、
さすがにそういう機械を流用した場合にはこれから2年も使えれば
恩の字というところだろう。
そのときどうするか。
その時点で廃棄寸前の事務用機でさえサーバーには十分すぎるパワーを
もっているだろうから、それと入れ替える?
しかし、あまりばらばらな機種が導入されても管理上困る。
きっとそのときは1万円くらいで、十分すぎるくらいの強力な機械が
売られているに違いない と思うことにしようか。
10年前(つまりwindows95以前)のIT関連機器で、今も健在なものはあるだろうか?
非常に特殊な用途(PC980xでしか動かない○○システムのようなもの)を除けばまずない。
7年前ならどうか? 当時設置した 10baseTのルータや、プリンタサーバーはまだ いくつかが稼働している。が、もうこれらの機器は別の新しい機器に置き換えられる までの順番待ちの段階だ。壊れたらもう同じ機械が導入されることはない。
5年前ならどうか? まだ現役で活躍している機械はそこそこある。
置き換えが予定されているものも、今日明日といった差し迫った状況ではない。
壊れた場合にも、場合によっては新しい機械ではなく、まったく同じ機械を中古市場から
調達してくることもあるかもしれない。
ということで、新品で調達するのであれば、5年間は利用できて欲しい。
5年間使用に耐える機械は高価なので、もっと安価な機械で3年毎に更新するという
のも一つの方法だが、更新作業というのは相当に手間のかかる作業なので
その辺は費用対効果を見極める必要がある。