教会内ネットワーク

「インターネット = ネットワーク の ネットワーク 」と位置付けたからには、 インターネットを構成するそれぞれの「ネットワーク」が空虚なものであったなら インターネットそのものが、中身のないものになってしまう。

が、現状では、「小教区内ネットワークの実体」は、無きに等しい。
そもそも、小教区におけるネットワークなんて必要なんだろうか? 小教区に それだけの求心力は残っているのだろうか?

小教区ネットワークに求めらているもの

いや、僕が求めているだけなのかもしれないけどさ。

小教区サーバーに求めらているもの

外向けの情報
要するに、一般に「教会のホームページ」と呼ばれているものが 現在提供しているような、教会案内的なもの。
行事記録/ニュース
説教など
内向けの情報
少なくとも、現在、印刷物として配布されているものはすべて。
掲示板に掲示されているもの。
共有できる情報
種々の記録
スケジュール
名簿
会議
同報機能
データ受け渡し
検索機能
印刷機能

論理的な機能

物理的な配置

どこに何を配置するべきかは、いろんな要素が絡んでくる。
今日最適だった配置が、明日にはそうでなくなっているかもしれない

コスト
保守の容易さ
通信トラフィック量
配線の量
アクセスの容易さ

管理主体

公開と非公開

勿論、内輪にしか見せたくない/見せられない情報というのはいろいろある (たとえば、メールアドレスとか、電話番号とか)ので、それなりの アクセス制御は必要。

どのくらいの粒の粗さでアクセスを制御するかというのは、 管理コストにそのままはねかえってくる。 (アクセス制御を何もしないのが一番管理コストは安い)

たとえば、教会内に設置したPCからだけしかアクセスできない というのも、一つのアクセス制御にはなる。
現在でも、掲示板には実名や電話番号が記載されているのに WEBの方には記載が省略されている類の情報はかなりある。 それと同程度のアクセス制御効果はある。

もちろん、不特定多数の人間が出入り可能な場所に設置されているので この手法は、「不特定多数に知られるのは困る」けれど、「不特定少数に知られる のは困らない」情報に限られる。

陳腐化への対処

この分野の機器の変化のスピードはめまぐるしく、あっというまに 陳腐化がやってくる。
インターネットサーバーなどはある程度古い機械でも性能的には 十分なので事務機としては遅すぎる機械でも間に合うのだが、 さすがにそういう機械を流用した場合にはこれから2年も使えれば 恩の字というところだろう。

そのときどうするか。
その時点で廃棄寸前の事務用機でさえサーバーには十分すぎるパワーを もっているだろうから、それと入れ替える?
しかし、あまりばらばらな機種が導入されても管理上困る。
きっとそのときは1万円くらいで、十分すぎるくらいの強力な機械が 売られているに違いない と思うことにしようか。

何年位、稼働すればよい?

10年前(つまりwindows95以前)のIT関連機器で、今も健在なものはあるだろうか?
非常に特殊な用途(PC980xでしか動かない○○システムのようなもの)を除けばまずない。

7年前ならどうか? 当時設置した 10baseTのルータや、プリンタサーバーはまだ いくつかが稼働している。が、もうこれらの機器は別の新しい機器に置き換えられる までの順番待ちの段階だ。壊れたらもう同じ機械が導入されることはない。

5年前ならどうか? まだ現役で活躍している機械はそこそこある。 置き換えが予定されているものも、今日明日といった差し迫った状況ではない。
壊れた場合にも、場合によっては新しい機械ではなく、まったく同じ機械を中古市場から 調達してくることもあるかもしれない。

ということで、新品で調達するのであれば、5年間は利用できて欲しい。
5年間使用に耐える機械は高価なので、もっと安価な機械で3年毎に更新するという のも一つの方法だが、更新作業というのは相当に手間のかかる作業なので その辺は費用対効果を見極める必要がある。