概念的には、 のように、各小教区が、それぞれのサーバーを持ち、 それらがインターネットを通して互いに接続している というのが一つの理想なのだが、 実際には、人の問題やコストの問題もあって、この通りの形を 実現するのは不可能だろう。
で、これを仮想化して(つまり、概念的な図式としては 上の図を保ったまま)、現実の配置は可能な限り集中化して、 末端の小教区に必要なリソースは限りなく0に近づけること
一つの典型的な方法は、すべてを共同のサーバーに集中させてしまう方法。 各小教区のインターネットへのインターフェースには、 ルーター程度の機器しか置かずに、すべてのサービスを1台のサーバーでまかなう。
WEBサーバーしか使わないなら、この形式で十分
WEBサーバーしか使わないなら、上の図すら、まだ無駄がある。
小教区のネットワークがインターネットにつながっている必要などない。
どうせ、外から見えるのは仮想サーバーの部分だけなのだから、これで十分。
おそらくは、上の極端な形と、最初の概念的な図式との中間あたりに、 落としどころがあるのだろうと思う。
例えば、ファイルサーバーのような機能は、分散させたほうが 合理的(中央に集めれば、余分なトラフィックが発生する)な気がするが、 セキュリティのことを考えると、セキュリティに疎い人間が管理せざるを えない地方に分散させるよりも、多少の無駄に目をつぶってでも、しっかりと 管理された中央においた方がよい、という考え方にも一理はある。